プロクリエイトを使ったロゴ作成

企業でも団体でも、その企業を象徴するロゴマークというものを作成していることが多いです。このロゴマーク作成は、プロに依頼することもできますが、自分で作成することも可能です。デザインから考えて、編集などの作業を経て完成させるには、複雑な作業が必要だと考えている人も多いですが、プロクリエイトを使用すると簡単です。

プロクリエイトを使用したロゴ作成について紹介します。

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ロゴの重要性を意識する

ロゴは企業や団体で使用されているものを想像する人が多いですが、どのような人でも作成して使用することができます。個人でブログのロゴマークを作成している人もいます。どのようなロゴであっても共通することは、ロゴは企業やロゴマークを付けたものをわかりやすく図案化したものであるということです。

このため、ロゴは人に与える第一印象を大きく左右するものになります。ロゴを作成すれば、企業などの名前を覚えてもらうだけではなく、ビジュアルでイメージを覚えてもらうことも可能です。

ブランド化を図ることもできるでしょう。

また、ロゴは同類との差別化を図ることにもつながります。このほか、ロゴは団体に所属しているもののモチベーションアップにつながります。ロゴを持つことによって、所属するスタッフが共通のマークを持つことになるので、一体感が生まれ、チームプレーがはかどるでしょう。

プロクリエイトとは

プロクリエイトとは、独自の描画エンジンを使用しているアイパッドのお絵描き・イラスト作成アプリです。インターフェースがアイパッドに特化しており、最初の購入価格は安くはありませんが、機能のアップデートは無料となっています。

鉛筆をはじめとして水彩画などのアナログ感のあるイラストを描くことも、本物に近い感触で実現することができる高性能のアプリです。ブラシの数が豊富で、素人でも簡単に使用することができます。多くの人々がプロクリエイトを使用しており、動画などで使用方法を解説しているものもあります。

プロクリエイトは、ロゴ作成のための専用アプリではありません。しかし、ロゴ作成のために使用することも可能です。使い慣れたならば、様々な技術を用いて、プロのようなロゴを作成することもできるでしょう。

ロゴの完成イメージを想像する

ロゴをプロクリエイトを使用して自作するためには、まずロゴの完成イメージを想像することから始める必要があります。ロゴを作りたいという動機だけで作り出すと、何のためにロゴを作成しているのかわからないため、ロゴの意味がなくなってしまいます。

ロゴを作成する前に、そのロゴで伝えたいことは何か、どのようなイメージを人に与えたいのかを考えることが重要です。そしてそれらからロゴの完成図をイメージします。

ロゴの作成ポイント1独自性を意識

ロゴのデザインを作成する際にはいくつかのポイントがあります。そのひとつが、独自性を意識するということです。ロゴにも著作権があるため、その点に注意することは重要です。また、ロゴはほかのものと差別化を図り、強い印象を与えるための存在なので、独自性を持っていなければあまり意味がありません。

優れたデザインのロゴをまねれば、美しいロゴはできるかもしれませんが、伝えたいイメージがしっかりと伝わりません。形状や配色をしっかりと意識し、唯一無二のロゴを作ると、独自のロゴを作ることができます。独自性の高い洗練されたロゴを作成すれば、真似されたときにも、一線を画したロゴとして人の印象に残るでしょう。

ロゴ作成のポイント2モノクロと配色を意識

ロゴを使用する場面は多種多様です。様々な色を使用しても、印刷される場所がモノクロ印刷しかできないということもあるでしょう。そのため、モノクロであってもわかりやすいロゴを作成することが重要です。

ユニバーサルデザインを意識して、色を見ることができない人にもわかるデザインであるとよいでしょう。

また、ロゴの色は、目立つことを考えて様々な色を使用するべきと考える人もいますが、そのようなことはありません。色を多用し複雑化すると、ごちゃごちゃしてわかりにくいデザインとなってしまいます。全体を支配するベースカラーと、主張するメインカラー、全体を引き締めるアクセントカラーの3つを意識して配色すると、洗練されたデザインとなるでしょう。

ロゴの作成のポイント3様々な使用場面を想定

ロゴを使用される場面を想定してデザインを考えることが重要です。基本の大きさよりも拡大されて使用されることもあれば、縮小されることもあります。動画で使用すれば、短時間しか目に入らないということもあるでしょう。

そのような場合であっても、デザインがつぶれることなく、人の印象に残るデザインを考えなければなりません。シンプルで洗練されたデザインであればあるほど、どのような場面でも使用することができるデザインとなります。

ロゴの作成ポイント4伝えたいメッセージが伝わるのか

ロゴ作成で最も重要なことは、伝えたいメッセージがしっかりと入っているのかということです。ロゴを作成する際には、流行のデザインや配色を取り入れることを意識する人が多いですが、それよりも重要なことは伝えたいメッセージが伝わるかどうかです。

理念やイメージが正確に伝わらないロゴには意味がありません。流行は一時的なもので、いずれすたれてしまえば、ロゴも次第にすたれてしまうでしょう。そのため、メッセージ性を重視してデザインを考える方が、長く使い続けることができるロゴとなります。

プロクリエイトのインストール

プロクリエイトをまずはインストールしなければなりません。およそ1,000円程度で購入することができるので、アイパッドにプロクリエイトのアプリのインストールを完了させます。ロゴ作成以外にも使用できるので、インストールすれば多種多様な使い方を模索することができるでしょう。

プロクリエイトを使用する際には、イラストペンがあると便利です。こちらも合わせて購入するとよいでしょう。イラスト用のペンは、電気店などで販売しています。

ロゴを描く

プロクリエイトのアプリを開き、キャンパスを作成してイメージしたロゴを描きます。キャンパスの大きさは自由に設定することができるので、サイズが決まっていない場合には大きめのサイズを選んでおくと描きやすいでしょう。

描きやすい大きさにキャンパスを調整したならば、ブラシの種類を特定します。ブラシとは、鉛筆やチョークなどのペンの種類のことで、およそ100種類以上はあるので自由に選ぶことが可能です。イラストの線画ができたのならば、配色をします。

調整ボタンを押して、カラー変更から色を選び、色を置いていきます。イラストが完成したならば保存をしておくとよいでしょう。

探した画像を編集

イラストは、プロクリエイトで描く必要はありません。アナログで描いたものを、カメラからプロクリエイトに取り込むのでもよいほか、フリー素材から画像を探して編集してもよいでしょう。編集する際には、一度色を白塗りにした後で配色を決めます。

イラストが完成した後は、影などを作成して、より細かく調整してから保存します。

ロゴの文字を入れる

イラストが完成したならば、最後にロゴの文字を入れます。フォントを選んで文字を入れてもよいですが、ブラシを選択して自分で描いてもよいでしょう。文字の色や大きさ、配置を変更して完成です。

プロクリエイトでロゴを作ろう

ロゴは、メッセージをダイレクトに伝えることができる非常に重要な存在です。

プロに依頼するのではなく、自作する場合にはプロクリエイトを活用するとよいでしょう。様々な機能がついており、操作も簡単なので、イラストから文字まで、自分で描いて思い通りのロゴを作成することができます。

プロクリエイトを使用して、理想のロゴを作成してみてください。